その土地のラーメン
ラーメンは奥が深いといいますが、本当にその通りだと思います。ラーメンにはこれといった正解とか、基準がない気がします。万人受けするラーメンもありますが、おいしい、おいしくない、と好みがはっきり分かれるラーメンもあります。地元はいわゆるラーメン王国といわれる土地で、ラーメンにも何何系という種類分けがされています。育ってきた土地のラーメンがやっぱり一番しっくりとくるのは、おそらく子供の頃からの慣れ親しんだ味だからでしょう。
嫁いできた土地は、実家から一時間弱の田舎町ですが、ここでは実家の地域と違った何何系とついたラーメンが味わえます。実家の地域では、あっさり醤油で昔ながらの中華そばといえばわかりやすい、そんなラーメンなのですが、嫁ぎ先はこってり背油たっぷりの太麺が主流です。ラーメンはその土地の昔からの味を引き継いでいると聞いたことがありますが、確かにこの地は職人の町で、みんなが汗水たらして工場で働いて成り立った町です。味付けが濃いのが特徴です。その土地で根付いているラーメンは、本当に奥が深いと思います。
私はこの町に嫁いでから、この土地を代表する全国的にも有名なラーメン店にたった一度しか行ったことがありません。自宅から10分程なのですが、行く気にならないのはやはり好みの問題ですね。店の横を通ればいつも行列で、県外ナンバーの車も停まっています。万人受けする店ばかりではないのが、ラーメンのおもしろさでもあります。だからこそ、日本には多くの味があり、その土地を代表するラーメンが生き続けているのですね。
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